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昨日4月24日のNHKニュースによりますと、

個人で仕事を請け負い、建設現場で働くいわゆる「1人親方」などの事故死について、厚生労働省が初めて調査した結果、去年12月までの半年間に、全国で48人が死亡していたことが分かりました。「1人親方」は、経営者とみなされ、これまで労災事故の統計に含まれてこなかったということで、厚生労働省は、今後継続的に調査を行い、元請け業者への安全対策の指導を強化する方針です。

以上で引用終わり

この2~3年の間に当事務所で関与する一人親方団体を通じて「一人親方労災」への加入を希望する方が増加しています。加入理由は「受注先からの勧奨」、「自主的な加入」、「他団体からの移管」、「従業員数が0になった」、などさまざまですが、退会する方の理由としては、「年齢的なもの」、「企業への就職」などできわめて少ない状況です。

一人親方さんは建設現場などで請負契約により自己の裁量で業務を行います。したがって、厚生労働省の統計ではその数字が現れません。推計では全国に40万人位とされています。今回公表された48人という死亡者数は一般の建設労働者と比較してどうか分かりませんが、おそらく年齢層は一人親方さんの方が高いと思われます。

建設現場を会社と考えると、元請業者は正社員、下請業者や孫請会社は契約社員や派遣社員と言うことができるのではないでしょうか。一人親方さんの立場がどういうものか想像できます。

今回の48人の方のうち労災特別加入していた人が全員であれば多少なりとも救われる気がしますが、その逆もあることは想像に難くありませんね。

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